JA全厚連の紹介

SDGs INITIATIVES
SDGsへの取組み

JA厚生連の事業とSDGs

 JA厚生連は保健・医療・高齢者福祉事業を通じて、「すべての人に健康と福祉を」や「住み続けられるまちづくりを」などを中心にSDGsの実現に寄与しています。

今後10~20年間のJA厚生連の経営環境

人口減少・少子高齢化

  • 人口減少への対応が必要な状況が続く。
  • 2040年には高齢化率がピークに達する。
  • 患者数・受診者数の減少、疾病構造の変化、医師不足、働き方改革等、経営改善の課題が依然として山積し、厚生連の事業運営は困難な状況が続く。

ウィズコロナ・アフターコロナ

 新型コロナウイルスの影響により、2020年度の外来や入院患者数は例年の1割程度減少し、健診受診者数も例年よりも大きく減少している。

 受診抑制などについては、収束後も一定程度続いていくことが危惧される。

DX

 政府は、デジタル化の遅れ等の課題を根本的に解決することを目指し、デジタル化にむけた一層の規制改革と行政改革をすすめている。

SDGs

 政府は、「SDGsアクションプラン2020」を策定し、「行動の10年」として2030年の目標達成に向けた取り組みを加速化していくことを示している。

平成30年間の変化と今後の見通し

1989(平成元)年 2019(令和元)年 2040(令和22)年
総人口 1.24億人 1.26億人 1.11億人
65歳以上人口 1,489万人 3,589万人 3,921万人
  (総人口比) -12.10% -28.40% -35.30%
20~64歳人口 7,590万人 6,925万人 5,543万人
  (総人口比) -61.60% -54.90% -50.00%
就業者数 6,128万人 6,724万人 5,245~
6,024万人
社会保障給付費
  名目額 47.4兆円 117.1兆円 188.2~
190.0兆円
  対GDP比 10.50% 21.40% 23.8~
24.0%

厚生労働省「令和2年版 厚生労働白書」より抜粋

厚生連病院の患者数の推移

JA全厚連調べ

JA厚生連とJA全厚連の取組みとSDGsとの関連

開発目標 JA厚生連での取組み JA全厚連の取組み
3. すべての人に健康と福祉を 保健・医療・高齢者福祉サービスの提供
  • JA厚生連が継続してサービスを提供できるよう「健全経営支援」、「制度対応支援」、「制度改正要望」に取り組む
  • JA厚生連の役員や管理職等と経営改善策等について検討することができる人材の育成
11. 住み続けられるまちづくりを 5. さらなる職場環境の整備やキャリアアップ支援 ※厚生連では女性職員の割合が高く、多職種の方が働いている。
  • 国や関係団体が発信する働き方改革等の情報の迅速な提供
  • 厚生連間の情報共有の推進
  • 関係団体と連携した国への要望
8. 働きがいも経済成長も 7. エネルギーをみんなにそしてクリーンに 施設・設備の近代化、再生可能エネルギーの活用等
  • 厚生連の設備整備計画の早期検証
  • 活用方法等について事業者等から情報を収集し、必要に応じJA厚生連に提供
9. 産業と技術革新の基盤をつくろう ICTやAIを活用した新しいシステム等の導入
  • ICTやAIを活用した新しいシステム等について、事業者等から情報を収集し、必要に応じJA厚生連に提供
17. パートナーシップで目標を達成しよう 地域の関係機関と連携した地域包括ケアの展開
  • JCA等を通じた協同組合間の連携
  • 日赤等三団体病院協議会や地域医療を守る病院協議会等との連携

JA全厚連のSDGsにかかる取組み

えみちゃん©みんなのよい食プロジェクト
  • JA全厚連は、JA厚生連におけるSDGsの取組みを推進するとともに、JA厚生連の事業活動を支援することを通じて、「すべての人に健康と福祉を」や「住み続けられるまちづくりを」などを中心にSDGsの実現をめざします。
  • JA全厚連の次期3ヵ年計画において、「JA厚生連の理念や事業はSDGsの理念と親和性が高く、これまでの取組みを強化していくことがSDGsの目標達成にもつながると思われることから、JA厚生連のSDGs目標達成に向けた取組みを支援していく」こととしています。

【参考】重点実施項目および関連性の高いSDGs

重点実施項目 背景・取り組む理由 関連性の高いSDGs
1. 健全経営支援
  • JA厚生連の健全経営を支援することで、持続可能な保健・医療・高齢者福祉サービスの提供に寄与する。
  • JA厚生連が、施設整備の際に再生可能エネルギーの活用等について検討することができるよう、情報収集・提供を行う。
3. すべての人に健康と福祉を 7. エネルギーをみんなにそしてクリーンに
2. 制度対応支援
  • JA厚生連は、女性職員の割合が高く、多職種の方が働いている。国や関係団体が発信する働き方改革等の情報を迅速に発信し、さらなる職場環境の整備やキャリアアップを支援する。
  • 各都道府県の地域医療構想にもとづき、地域ごとに医療提供体制の再編の議論がすすめられるなか、各厚生連の事業の維持・強化に向けて、地域医療構想への対応を支援する。
  • ICTやAIを活用した新しいシステム等について、事業者等から情報を収集し、必要に応じJA厚生連に提供する。
  • JA厚生連における地域の関係機関と連携した地域包括ケアの展開を支援するため、JA全中やJCA等との連携 をはかる。
3. すべての人に健康と福祉を 5. さらなる職場環境の整備やキャリアアップ支援 8. 働きがいも経済成長も 9. 産業と技術革新の基盤をつくろう 11. 住み続けられるまちづくりを 17. パートナーシップで目標を達成しよう
3. 制度改正要望
  • 組合員・地域住民の健康に大きく貢献しているJA厚生連が持続可能な保健・医療・高齢者福祉サービスの提供するため、地域の医療介護提供体制の実情やあり方をふまえた要望等を行う。
3. すべての人に健康と福祉を 11. 住み続けられるまちづくりを
4. 人材の育成
  • JA全厚連職員の業務の基礎となる研修受講や資格取得を励行しつつ、県担当制を通じた厚生連との連携の強化、職員を講師とした勉強会の開催等により、JA全厚連職員の分析力、情報収集力、提案力を強化する。
  • 特に、厚生連の役員や管理職(病院管理職含む)等と経営改善策等について検討することができる人材の育成を目指し、効果的な人事制度や研修体系を構築する。
3. すべての人に健康と福祉を 5. さらなる職場環境の整備やキャリアアップ支援 8. 働きがいも経済成長も